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  大豆イソフラボンの過剰摂取について
国の食品安全委員会が「大豆イソフラボンの過剰摂取」について警鐘を鳴らす見解をまとめました。
大豆や納豆は食べ過ぎると体に良くないのでしょうか?
大豆イソフラボンとは
大豆イソフラボンとは、大豆の胚芽に多く含まれるポリフェノールの一種。女性ホルモンに化学構造が似ているため、植物性女性ホルモンと呼ばれています。
女性が45〜55才になると閉経期を迎え、女性ホルモンが減少します。そのため、ほてり、のぼせ、いらいら、頭痛などの不定愁訴を起こしたりする更年期障害が出たり、骨粗しょう症などがおきやすくなります。このときに大豆イソフラボンを十分摂ると予防できると言われています。
さらに、女性ホルモンと関係が深い乳がんや、男性では前立腺がんの予防も期待されています。
食品安全委員会の警鐘 
今回、食品安全委員会は、大豆イソフラボンの糖が外れた「アグリコン型」で摂取した場合、安全摂取量を1日あたり70〜75rとしました。国民栄養調査などから、日本人の95%までが1日70rまでの摂取にとどまっており、健康被害も出てないからです。この安全摂取量をベースに、サプリメントなどから大豆イソフラボンを摂る上限は「1日30rにとどめること」としました。

今回の食品安全委員会の警鐘は、イタリアで閉経後女性を対象に大豆イソフラボン錠剤を1日あたり150r摂り続けた試験で、子宮内膜増殖症の発症が有意に高かったことや、日本で閉経前女性が1日あたり75.7rの大豆イソフラボンを摂り続けたところ、血中の女性ホルモンが30%低下し、平均月経周期日数の延長が見られたことなどにも理由があるようです。
「大豆イソフラボン過剰摂取論」には疑問の声
しかし、1日に30rだと、豆腐3分の1丁(100g)、納豆1パック(50g)を超えると健康を害する危険性も否定できないとの解釈もできます。
武庫川女子大国際健康開発研究所長の家森幸男氏は、「関東・関西に住む約1,000人を対象に大豆イソフラボンの摂取量を調べたことがある。今回の安全摂取量の目安(70r)が妥当だとすれば、およそ1割が過剰摂取に当たる。日本人の10人に1人が豆腐や納豆を食べて健康を害するかもしれないというのは何かがおかしいのではないか」と語っています。
「大豆をたくさん食べる人ほど、心臓病や乳がん、前立腺がんになりにくいというのが我々が世界中で実施した疫学研究から導いた結論だ。骨粗しょう症や更年期障害のリスク軽減にもつながる。確かに最近は便利なサプリメントがたくさんあり、簡単に摂取できるため過剰摂取には気を付けなければならない。ただ大豆に関しては、むしろ若い人を中心とした「過小摂取」のほうが心配だ。」(前出 家森幸男氏談)
体にいいからと言ってサプリメントなどを規定量以上に摂取するのは危険です。しかし、「過剰摂取は危険」だからと全く大豆製品を食べなくなるのはまさに「健康被害」と言えるでしょう。
大豆食品は、和食を食べるなど、なるべく普段の食生活から摂るように心がけましょう。食生活が不規則、好き嫌いなどでなかなか大豆食品が取れないようならサプリメントを上手に利用するのもよいでしょう。
※4/2の日経新聞から一部抜粋しました。
→大豆イソフラボンとは
→とうふのこと
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